T・オースティン・スパークス
『わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるために』フィリピン、マニラ、1964年
That They May All Be One, Even As We Are One.
Manila Philippines, 1964
Meeting 10 ─ Jesus Came to Form a New Heavenly Israel
第十回会合
(1964年2月7日午後)
私たちは昨夜、非常に大きな真理を示すところから始めました。それは、地上におられた時の主イエス様のすべての教えと働きは、歴史上における最大の危機のひとつと関わっていたということです。その危機とは、国としてのイスラエルが、少なくともこの時代が続くかぎり、主の目の前から排除されたことでした。この危機は、イエス様が宣教を開始したとき、すでに始まっていました。そして、イエス様が宣教を終えるとき、この危機は決定的なものとなり、そのまま、確定しました。イスラエルという国は、この世界で何百年にも渡って神の関心の中心に置かれていましたが、今や、退けられてしまいました。預言者たちはそのことを前から語っていました。そして、それはイエス様がこの世での宣教活動に入られたときに始まりました。バプテスマのヨハネが荒野に現れ、群衆が彼のもとに集まった時、パリサイ人とサドカイ人がやってくるのが見えました。彼らは全イスラエルの代表者だったのです。ヨハネは彼らに言いました、「まむしのすえたち。だれが必ず来る御怒りをのがれるように教えたのか。それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。『われわれの先祖はアブラハムだ。』と心の中で言うような考えではいけません。あなたがたに言っておくが、神は、この石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。」これは、アブラハムの子孫たちが拒絶されたことを、ことばを換えて表しているに過ぎません。

