扱い難い人たち
エペソ4:1-2
さて、主の囚人である私はあなたがたに勧めます。召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい。謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合いなさい。
作家C.S.ルイスは、著書、『被告席に立つ神』の中で、うまくやっていくことが難しい人たちのことを書いています。自己中心、怒り、妬み、他の不快な行動のために、すぐに関係がこじれてしまいます。私たちは時々、こう考えます、あんなイヤな人たちの相手をしなくてすめば、人生はもっと楽になるに違いな い。
ルイスは、ここで話の矛先を私たちの方に向け、こう指摘します。このような苛立ちを神は毎日、私たち一人ひとりに対して耐えなければいけないのだ、と。ルイスはこう書いています、『あなたも同じような人間です。あなたの人格にも同じ致命的な欠陥があるのです。他の人たちが持っていた希望や計画もすべて、あなたの性格のために何度も暗礁に乗り上げてきました。あなたの希望と計画が彼らのせいで打ち破られてきたように。』このことに自分で気づいたら、神が日々、私たちに示してくださっているのと同じ忍耐と寛容を、自分も他の人たちに示してみようと思わないでしょうか。
エペソ書(4:2)の中で、パウロは私たちが人との関係において、『謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合う』ことを強く勧めて います。忍耐強い人は、挑発されても、怒りや復讐心に駆られることもなく、難しい人にうまく対処できるのです。そんな人は、耐える力があり、トゲのある言動ではなく、やさしさを相手に示すことができます。
あなたの人生にも扱いにくい人がいますか?神が、あなたを通して愛を示してくださるよう、お願いしましょう。
原文:Difficult People