『わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるために』
T・オースティン・スパークス
フィリピン、マニラ、1964年
著者からのお願い
ただで受けたものは、ただで与えるべきであり、利益を得るために売ってはならない、また、メッセージは自分が語ったままに伝えて欲しいというT・オースティン・スパークスの要望を守るため、このメッセージを他の人たちと共有する場合は、彼の願いを尊重して、無償で配布するようにお願いします。代金を受け取ること、料金を課すこと(配布のために必要な費用は除きます)はしないでください。また、この一文を必ず含めてください。
『わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるために』第1巻
T・オースティン・スパークス
第1~22回会合
フィリピン、マニラ、1964年
『それは、父よ、あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな一つとなるためです。また、彼らもわたしたちにおるようになるためです。またわたしは、あなたがわたしに下さった栄光を、彼らに与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるためです。』ヨハネ17:21,22
目次
編集者の手紙
会合1 - God's Ways Are Different From Our Ways
会合2 - "That They May Be In Us"
会合3 - "He Loved Them Unto the Uttermost"
会合4 - "Jesus Christ... Both Their Lord and Ours"
会合5 - "Worshipping in Spirit and in Truth"
会合6 - "The Most Important Thing is Spiritual Understanding"
会合7 - Christ Corporate is the Church
会合8 - "Have You Understood All These Things?"
会合9 - Has it Come From Heaven by the Spirit of God?
会合10 - Jesus Came to Form a New Heavenly Israel
会合11 - The Presence of the Lord: "The Lord is With Us"
会合12 - "This Kingdom is an Everlasting Kingdom
会合13 - The Lord Will Never Have Mixture in Our Life or in Our Work For Him
会合14 - The New Israel's Passover
会合15 - God Has Shown Us the Pattern: He Has Shown Us That Pattern Who Is Christ In Perfection
会合16 - "I Will Not Offer Unto the Lord That Which Cost Me Nothing"
会合17 - The Parable of the Two Seeds
会合18 - An Impossible Situation was Turned into a Glorious Possibility by the Presence of the Lord Jesus
会合19 - The Absolute Necessity of Our Receiving the Holy Spirit
会合20 - "This One Thing I Do"
会合21 - It is Real Worship to be Broken Before the Lord
会合22 - The Prayer of Our High Priest: Father, I Want My Whole Family to be There With Me
編集者の手紙
キリストにある友へ、
2000年の晩夏、ヘラルド・E・スゥ兄弟から連絡があり、1964年1月30日、集会の兄弟たちの要請を受けたスパークス姉妹が、マニラに来て、主の御言葉を取り次いでいたことを教えてくれました。その時、マニラにいた兄弟姉妹の中には、中国でウォッチマン・ニーとともに主に仕えた者もおり、主にあって立ったために、中国が共産主義国家になった時には、恐ろしい迫害を受けたということでした。それから彼らは、『主の道』を通ってマニラにたどり着きました。それはいつでも、十字架の道でもあります。
この会合は1月30日の夜に始まり、全部で42回の会合がもたれ、3月12日の夜まで続きました。キリストにある兄弟姉妹たちが、数日を除いて、朝も夜も、顔を合わせました。スゥ兄弟によると、このメッセージは録音され、英語に翻訳され、一部はスパークス兄弟が手を加えたとのことです。その原稿は、間違いなく主の助けにより、ほぼ40年という長きに渡って、大切に保管されてきました。そして神の恵みを通して、この兄弟はこの計り知れない価値を持つ原稿を私たちに提供してくれました。
そして、私たちは祈りとともに、これらのメッセージを読み始め、編集するうちに、主はこの時、マニラに集まった人たちだけではなく、キリストの御体の全体に向かって永遠の言葉を語っていたことが分かってきました。この会合全体のタイトルは、主御自身による大祭司の祈り、『わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるために』から取られています。スパークス兄弟が書いた手紙から引用することにしましょう。この手紙は、書かれた時と同じくらい、今日も時宜にかなうものです。『この大きな敵は、主のものを分裂させて、交わりを断ち切り、主の働きを無力化したいという野望を、決してあきらめません。この悪の働きが、いたるところで、ますます強まっています。主の敵は 主イエス様の教えが世界に広がることを妨害するためなら、なんでもする覚悟でいます。私たちは共に立ち上がって、守り抜き、敵の攻撃を跳ね返すために、力の及ぶ限り、全てを行わなくてはいけません。そこには犠牲が伴いますし、私たちも個人的なことはすべて投げうって、主の御名の栄光と主の御心のためだけに立つことが求められます。』スパークス兄弟の他の文章を読むと、彼はこの戦いの犠牲の大きさを知っていたことがうかがえます、『私自身や、私の聖職が、分裂の元になるようなことは、あなたは決してしないはずです。私のために戦う必要はありません。主は御座についています。主は自分の御心のままに命令を下し、私たちはただ主に祈り、信頼するだけです。』
編集は最小限にとどめましたし、メッセージは語られた順番の通り、昼と夜、夜と昼の順に沿って並べました。それは、御霊がそのしもべを通して、この42回の会合で語られたと信じているからです。従いまして、語られたことを、キリストの御体なる教会が、十字架の御業を通じて、生活の中で実践することで、これらのメッセージは、神の敵である悪魔とその仲間たちに対して、限りない効力を発揮するものとなります。メッセージを私たちに送ってくれた兄弟はこう書いています、『ずっと前から、スパークス兄弟の主にある働きを理解している人が、このメッセージを編集、印刷して、キリストの御体なるすべての教会に提供してくれることを願ってきました。この書き起こし原稿は、値段をつけられない宝であり、永遠なるものだけがその価値を知っています!主に感謝します。』この本に載せたメッセージがキリストの御体の役に立つことが私たちの祈りです。そして、何より大切なこととして、このメッセージによって、主が誰からも崇められますように。
エマニュエルにいるあなたの兄弟姉妹より
【訳注】セオドア・オースティン-スパークスの『わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるために』の中からいくつか翻訳してみたいと思います。上のノートにあるように、オースティン-スパークス兄姉が1964年、マニラで語られた42のメッセージを集めた本です。上下2巻に分かれており、原文は、下のサイトにあります:
"That They May All Be One, Even As We Are One" - Volume 1
"That They May All Be One, Even As We Are One" - Volume 2
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