2016年2月21日日曜日

心から心への言葉[12]休息

[12]休息 
ウォッチマン・ニー、『心から心への言葉』

休むべき場所は、主のもとにしかありません。私たちは、主のうちにだけ休息します。自分が住む社会、知識、健康、気持ち、または、霊的な経験の中でさえ、他の安らぎを求めようとすれば、それがどれだけ、はかないものか、すぐに気づくでしょう。私たちは、揺れ動く土台の上で、打ちのめされてしまいます。主ご自身が、私たちの休む場所としておられることに、感謝しましょう。この地上のどこにも、私たちの休むところはありませんが、主のうちに安らぎを見出すことができます。主は、私たちの『強いやぐら』だからです(詩篇61:3)。

私たちは主の愛のうちに休みます。それは永遠の愛であり、私たちをどこまでも抱擁してくれる愛です。この愛のゆえにこそ、主イエス・キリストは地上へと降りてこられ、十字架にかけられ、死者の中からよみがえり、再び天へとのぼり、私たちのために取りなしてくださり、そして、居場所を備えていてくださいます。それだけでなく、主はまた再び来られ、私たちを御許に受け入れてくださいます。驚くべき愛ではありませんか!この主の愛は、人の舌や声で伝えることはできません。神はこれほど愛してくださるのに、なぜ、私たちは主のもとに心から憩うことをしないのでしょう?何が降りかかろうと、思い煩うことなどなく、ここまで愛してくれる方の下に休むことができるのです。

それに加え、私たちが主のうちに安らぎを見出すのは、主の知恵の故でもあります。主の知恵はすばらしいもので、決して間違いを犯しません。主は、物事の順番を整え、私たちと共に、前へと進んでくださいます。私たちの身に降りかかることは、すべて主の知恵によって、注意深く備えられています。主は、ご自身を愛する人々のために、すべてを働かせて益とすることをご存知です(ローマ書8:28前半を参照)。時に人は、困り果て、途方にくれることもあるかもしれません。しかし、主は私たちとは違います。すべてを支えてくださるだけでなく、取るに足りない小さなことまで計画されています。なぜ、思い悩むのでしょう?主は、あらゆることに知恵を持っているのではないでしょうか?

私たちはまた、神の力強さのうちに休むこともできます。神の腕に守れないものはないからです。神の力の強さを、誰が測れるでしょう?主は、最善の計画を立てられるだけでなく、その計画を実現させる力を持っています。主には、神の子供たちを救い上げる強さがあり、悪魔のすべての企みを跳ね返す力があります。神は永遠の勝利者だからです。この神の力が、私たちにも働いています。

ああ、恐れ、震えている兄弟たちよ、ともに主のうちに休みましょう。この力あふれる方こそ、私たちの父なのですから。主が助けてくださり、私たちも苦しみの中で、主の安らぎを見いだして、慰めを受けられますように。私たちが主の愛、知恵と力に寄り頼み、無益な悩みから解放されますように。

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