序文
ウォッチマン・ニー、『心から心への言葉』
ウォッチマン・ニー、『心から心への言葉』
『あなたの大滝のとどろきに、淵が淵を呼び起こしました(詩篇42:7前半)。』心の淵よりも深いものは何でしょう?もっとも賢い男、ソロモンはこんなふうに忠告しています、『力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく(箴言4:23)。』神の声を聞いた心は、別の心にも、同じ声を聞き、それに応えるようにと呼びかけます。これこそ、ウォッチマン・ニー兄弟が、心から分かち合いたいと望んだものです。
主に仕えている間、ニー兄弟は、神が語った言葉を伝える中でも、心から出たものだけが、他の人の心にも届くことに気付きました。知識は必要ないというわけではなく、それは上からの啓示、導きから来たものでなければならないのです。そのような知識だけが、生きており、人の心の奥底まで達する力があるからです。ニー兄弟は多くの心へと、言葉を書き送り、また、語りかけて、神の栄光へと向かわせました。
本書は、ニー兄弟が、主に仕えた生涯のいろいろな時期、多くの人に向かって、心から心へと語った話を集めたものです。いろいろな話題にふれていますが、そのどれもがキリスト者の生活に深く関わっています。どの話題も、霊的でありながら、現実的な性質を持つものです。多くの中から選ばれ、翻訳され、まとめられた文章がこの祈りの本、『心から心への言葉』として出版されました。それぞれの引用元は、本の適当な場所に注意書きとして挿入されています。私たちの祝福された主が、これらの言葉を用い、私たちの心をご自身の元へと導いてくださいますように。
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