2019年4月14日日曜日

わたしがこうなるようにしむけた

わたしがこうなるようにしむけた(This thing is from Me)
ローラ・バーター・スノウ

わたしの子よ、今日、あなたに伝えたいことがある。それを、あなたの耳にささやかせて欲しい。それは、立ち上がる大きな嵐雲も栄光で輝かせ、あなたが踏み込んでいく荒地も滑らかにしてくれることばだ。とても短く、十七文字しかないが、このことばをあなたの魂に染み込ませ、疲れた頭をその上で休ませる枕のように使うがよい。

『わたしがこうなるようにしむけたのだ(This thing is from Me)』(第一列王記12:24)。

あなたを悩ませるものは、わたしをも悩ませると、考えたことがあるか?『あなたがたに触れる者は、わたしのひとみに触れる者だ』(ゼカリヤ2:8)からだ。『わたしの目には、あなたは高価で尊い』(イザヤ43:4)のだ。だから、あなたを教えることは、わたしにとって、何よりも大きな喜びなのだ。


あなたに学んで欲しい。多くの試みを受け、『敵が激しい流れのように来る』とき、それは、わたしがそうなるようにしむけたこと、あなたの弱さにはわたしの強さが必要であること、そして、わたしをあなたのために戦わせるとき、そこにあなたの安全があることを。

あなたは困難な状況の中にいて、あなたを理解してくれない人たち、あなたの願いを気にかけてくれない人たち、あなたを目に見えないところに追いやる人たちに囲まれてるのだろうか?わたしがそうなるようにしむけたのだ。わたしはあなたの周りのすべてをつかさどる神である。『あなたがその場所にいることは偶然ではなく、神があなたのためにご自身で備えた場所なのだ。』

あなたはへりくだるように求められたことはないだろうか?そのときは、この戒めを教える学校に、わたしがあなたを置いたことを知りなさい。あなたの周りで起こること、あなたのまわりにいる人たちは、わたしが願うことを行っているに過ぎない。

あなたはお金のことで苦しんでいるのか?生活のためのお金を工面できないのでいるのか?わたしがこうなるようにしむけたのは、あなたの財布を握っているのはわたしであり、わたしから全てを引き出し、わたしに頼って欲しいからだ。わたしは無限に与えることができる(ピリピ書4章19節)。わたしが民に約束することをあなたに証明してほしい。こうに言われる者になってはならない、『このようなことによってもまだ、あなたがたはあなたがたの神、主を信じていない。』申命記1章32節。

あなたは悲しみの夜を過ごしているのだろうか?わたしがこうなるようにしむけたのだ。わたしは、『悲しみの人で病を知っていた。』わたしは、この世の慰め手に、あなたを助けさせることはしない。わたしに向き直ることによって、尽きることのない安らぎを受けて欲しいからである(第二テサロニケ2:16~17)。

友のことで、あなたは失望させられたのか?それは、あなたが心から信じてきた人だったのか?わたしがそうなるようにしむけたのだ。その失望が与えられることを許したのは、最良の友人とはイエスであると、学んで欲しいからだ。あなたが呼ぶとき、イエスはその声を聞く。あなたが倒れないように、イエスは支えてくれる。持つことのできる最良の友とはイエスである。

わたしは、あなたが信頼できる友になりたい。あなたのことで繰り返し、偽りを伝える人がいたのか?彼らのことはわたしに任せ、わたしに近づき、あなたの隠れ場、『舌の争い』の届かないところに入りなさい。なぜなら、『主は、あなたの義を光のように、あなたのさばきを真昼のように輝かされる』(詩篇37:6)からだ。

あなたの計画が完全に覆ったのか?あなたの心は沈み込み、疲れ切っているのだろうか?わたしがそうなるようにしむけたのだ。あなたは自分で計画を立て、それから、わたしのところに来て、その計画を祝福してくれるように願った。しかし、あなたには、わたしに計画を立てさせて欲しい。そうすれば、その責任をわたしが負う。それは、『このことはあなたには重すぎ、あなたはひとりでそれをすることはできない』(出エジプト記18:18)からだ。あなたは、わたしの道具に過ぎず、わたしの代理人ではない。

あなたは、わたしのために大きな働きをしたいと望んできたのに、今は、痛みと弱さの中、床に横たわったままでいるのだろうか?わたしがこうなるようにしむけたのだ。あなたが忙しかった日々には、あなたの目をわたしに向けさせることができなかった。だから、今こそ、あなたにもっと深い戒めのいくつかを教えたい。『彼らは、ただ立って待つものにも仕える。』次のように歌うことを学んで欲しい。

『私は熱心ではないし、勇敢でも、強くもない。
もう、それは昔のことだ。
私はそうしないでいられる心を持った、
ついに、ついに!』

わたしのもっともよい働き手たちの中には、活発に続けてきた奉仕から締め出されたものもいる。それによって、祈りだけでできている武器の使い方を学ぶためだ。

あなたはいきなり、困難で責任ある役割を果たすように、求められたのか?わたしのもとに投げ出せばよい――わたしは、あなたを信頼して、『困難とともに生きる』ことを委ねる。そして、『このことのために、あなたの神、主は、あなたのすべての働きと手のわざを祝福してくださる』(申命記15:10)。

今日、この日、わたしはあなたの手に、この聖油のつぼを乗せる。それを好きなように使いなさい、わたしの子よ。まわりに生じるあらゆる状況、あなたを苦しめるひとつひとつのことば、あなたを焦らせるあらゆる邪魔だて、あなた自身の弱さのあらゆる現れ、その全てにこの油を注ぎなさい。全ての中にわたしを見ることを学ぶとき、あなたの心に刺さるとげは消えてゆく。だからこそ、『あなたがたは、私が、きょう、あなたがたを戒めるこのすべてのことばを心に納めなさい。・・・これは、あなたがたにとって、むなしいことばではなく、あなたがたのいのちであるからだ。このことばにより、あなたがたは、所有しようとしている地で、長く生きることができる』(申命記 32:46-47)。



(注)これは、Laura Barter Snowによる『This Thing is From Me』の全訳です。原文は、下のサイトにあります:

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