2017年4月30日日曜日

聖書からの約束:実り


実り Fruitfulness

わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。わたしの枝で実を結ばないものはみな、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみな、もっと多く実を結ぶために、刈り込みをなさいます。あなたがたは、わたしがあなたがたに話したことばによって、もうきよいのです。わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがたも、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。 ■ ヨハネ15:1-5

その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。 ■ 詩篇1:3

彼らは来て、シオンの丘で喜び歌い、穀物と新しいぶどう酒とオリーブ油と、羊の子、牛の子とに対する主の恵みに喜び輝く。彼らのたましいは潤った園のようになり、もう再び、しぼむことはない。 ■ エレ31:12

彼らは年老いてもなお、実を実らせ、みずみずしく、おい茂っていましょう。 ■ 詩篇92:14

わたしはイスラエルには露のようになる。彼はゆりのように花咲き、ポプラのように根を張る。 ■ ホセア14:5

これらがあなたがたに備わり、ますます豊かになるなら、あなたがたは、私たちの主イエス・キリストを知る点で、役に立たない者とか、実を結ばない者になることはありません。 ■ 2ペテ1:8

2017年4月25日火曜日

聖書からの約束:赦し

聖書からの約束:
赦し Forgiveness


しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。 ■ マタイ5:44-45

また立って祈るとき、だれかに対して、何か恨み事があるならば、ゆるしてやりなさい。そうすれば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださるであろう。もしゆるさないならば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださらないであろう。 ■ マルコ11:25-26(口語訳)

もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます。 ■ マタイ6:14

もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。 ■ ローマ12:20

「悪に報いてやろう。」と言ってはならない。主を待ち望め。主があなたを救われる。 ■ 箴言20:22

ただ、自分の敵を愛しなさい。彼らによくしてやり、返してもらうことを考えずに貸しなさい。そうすれば、あなたがたの受ける報いはすばらしく、あなたがたは、いと高き方の子どもになれます。なぜなら、いと高き方は、恩知らずの悪人にも、あわれみ深いからです。あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。さばいてはいけません。そうすれば、自分もさばかれません。人を罪に定めてはいけません。そうすれば、自分も罪に定められません。赦しなさい。そうすれば、自分も赦されます。 ■ ルカ6:35-37

2017年4月22日土曜日

『わたしたちが一つであるように・・・』第2回会合

T・オースティン・スパークス
『わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるために』

フィリピン、マニラ、1964年
That They May All Be One, Even As We Are One.
Manila Philippines, 1964

会合2 ― 『彼らもわたしたちにおるようになるために』
Meeting 2 - "That They May Be In Us"


第2回会合
(1964年2月2日午前)

ヨハネ
17:21 それは、父よ、あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな一つとなるためです。また、彼らもわたしたちにおるようになるためです。そのことによって、あなたがわたしを遣わされたことを、世が信じるためなのです。


新約聖書を開いていただけますか。初めは、ヨハネの福音書、17章の21節です。この章には、十字架に向かう直前の主イエス様の祈りがありますね。その祈りの中に、イエス様が御父に言った21節のこの言葉があります、『それは、あなた(御父)がわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな一つとなるためです。また、彼らもわたしたちにおるようになるためです。』

この最後の一節に、主が、『彼らもわたしたちにおるようになるため』という大切な言葉をさし挟んだ意味に注目して欲しいと思います。では、マタイの福音書、第27章46節を開いてください。『三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である。』これは、主が十字架で発せられた事実上、最後の言葉です。この後、主に残されたのは、ご自身の霊を御父に渡すことだけでした。まさしく、『わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか』、これが主の最後の言葉となりました。死を目の前にしたイエス・キリストが最後に言ったことであり、ここで主の霊的な生活と経験は大きく転換することになります。イエスはその全生涯を、御父の中で生きました。主は、弟子たちに言いました、『わたしが父におることを、あなたは信じないのですか。』主の生涯で起こったことのすべてが御父の中にありました。主が、御父から離れることを拒んだ例は数多く記されています。

2017年4月20日木曜日

聖書からの約束:衣食

聖書からの約束:
衣食 Food and Clothing


あなたがたは飽きるほど食べて満足し、あなたがたに不思議なことをしてくださったあなたがたの神、主の名をほめたたえよう。わたしの民は永遠に恥を見ることはない。 ■ ヨエル2:26

主は、あなたの地境に平和を置き、最良の小麦であなたを満たされる。 ■ 詩篇147:14

主を恐れる者に食べ物を与え、その契約をとこしえに覚えておられる。 ■ 詩篇111:5

正しい者は食べてその食欲を満たし、悪者は腹をすかせる。 ■ 箴言13:25

わたしは豊かにシオンの食物を祝福し、その貧しい者をパンで満ち足らせよう。 ■ 詩篇132:15

そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。しかし、あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。 ■ マタイ6:31-32

2017年4月15日土曜日

聖書からの約束:恐れ

聖書からの約束:
恐れ Fear


イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」 ■ マルコ4:40

小さな群れよ。恐れることはありません。あなたがたの父である神は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。 ■ ルカ12:32

あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける。」と言っているのだから。 ■ イザヤ41:13

しかし、わたしに聞き従う者は、安全に住まい、わざわいを恐れることもなく、安らかである。 ■ 箴言1:33

からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。 ■ マタイ10:28

にわかに起こる恐怖におびえるな。悪者どもが襲いかかってもおびえるな。主があなたのわきにおられ、あなたの足がわなにかからないように、守ってくださるからだ。 ■ 箴言3:25-26

神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です。 ■ 2テモ1:7

主が、あなたの痛み、あなたへの激しい怒りを除き、あなたに負わせた過酷な労役を解いてあなたをいこわせる日に、・・・ ■ イザヤ14:3

あなたが横たわるとき、あなたに恐れはない。休むとき、眠りは、ここちよい。 ■ 箴言3:24

主の目は義人の上に注がれ、主の耳は彼らの祈りに傾けられる。しかし主の顔は、悪を行なう者に立ち向かう。もし、あなたがたが善に熱心であるなら、だれがあなたがたに害を加えるでしょう。いや、たとい義のために苦しむことがあるにしても、それは幸いなことです。彼らの脅かしを恐れたり、それによって心を動揺させたりしてはいけません。 ■ 1ペテ3:12-14

あなたは義によって堅く立ち、しいたげから遠ざかれ。恐れることはない。恐れから遠ざかれ。それが近づくことはない。 ■ イザヤ54:14

あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ、父。」と呼びます。 ■ ローマ8:15

そこで、私たちは確信に満ちてこう言います。「主は私の助け手です。私は恐れません。人間が、私に対して何ができましょう。」 ■ ヘブル13:6

神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。 ■ 詩篇46:1

人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる。 ■ 箴言29:25

わたし、このわたしが、あなたがたを慰める。あなたは、何者なのか。死ななければならない人間や、草にも等しい人の子を恐れるとは。 ■ イザヤ51:12

主は、ご自分の羽で、あなたをおおわれる。あなたは、その翼の下に身を避ける。主の真実は、大盾であり、とりでである。あなたは夜の恐怖も恐れず、昼に飛び来る矢も恐れない。また、暗やみに歩き回る疫病も、真昼に荒らす滅びをも。 ■ 詩篇91:4-6

恐れるな。あなたは恥を見ない。恥じるな。あなたははずかしめを受けないから。 ■ イザヤ54:4

あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。 ■ イザヤ43:2

わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。 ■ ヨハネ14:27

たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。 ■ 詩篇23:4-5

主は、私の光、私の救い。だれを私は恐れよう。主は、私のいのちのとりで。だれを私はこわがろう。たとい、私に向かって陣営が張られても、私の心は恐れない。たとい、戦いが私に向かって起こっても、それにも、私は動じない。 ■ 詩篇27:1,3

しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。 ■ ローマ8:37-39

2017年4月10日月曜日

聖書からの約束:神の真実

聖書からの約束:
神の真実 Faithfulness, God's


あなたは知っているのだ。あなたの神、主だけが神であり、誠実な神である。主を愛し、主の命令を守る者には恵みの契約を千代までも守られるが、 ■ 申命7:9

あなたの神、主は、あわれみ深い神であるから、あなたを捨てず、あなたを滅ぼさず、あなたの先祖たちに誓った契約を忘れない。 ■ 申命4:31

主は、ご自分の契約をとこしえに覚えておられる。お命じになったみことばは千代にも及ぶ。 ■ 詩篇105:8

神は人間ではなく、偽りを言うことがない。人の子ではなく、悔いることがない。神は言われたことを、なさらないだろうか。約束されたことを成し遂げられないだろうか。 ■ 民数23:19

約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。 ■ ヘブル10:23

私たちは真実でなくても、彼は常に真実である。彼にはご自身を否むことができないからである。 ■ 2テモ2:13

主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのです。 ■ 2ペテ3:9

約束どおり、ご自分の民イスラエルに安住の地をお与えになった主はほむべきかな。しもべモーセを通して告げられた良い約束はみな、一つもたがわなかった。 ■ 1列王8:56

主よ。あなたは私の神。私はあなたをあがめ、あなたの御名をほめたたえます。あなたは遠い昔からの不思議なご計画を、まことに、忠実に成し遂げられました。 ■ イザヤ25:1

御名を知る者はあなたに拠り頼みます。主よ。あなたはあなたを尋ね求める者をお見捨てになりませんでした。 ■ 詩篇9:10
みことばのすべてはまことです。あなたの義のさばきはことごとく、とこしえに至ります。 ■ 詩篇119:160

主よ。あなたのことばは、とこしえから、天において定まっています。あなたの真実は代々に至ります。 ■ 詩篇119:89-90

実に、イスラエルの栄光である方は、偽ることもなく、悔いることもない。この方は人間ではないので、悔いることがない。 ■ 1サム15:29

神の約束はことごとく、この方において「しかり。」となりました。それで私たちは、この方によって「アーメン。」と言い、神に栄光を帰するのです。 ■ 2コリ1:20

わたしは、わたしの契約を破らない。くちびるから出たことを、わたしは変えない。 ■ 詩篇89:34

2017年4月6日木曜日

神前有能[第8日]『だから、こう祈りなさい』(4)

ウォッチマン・ニー
神前有能
第1部、だから、こう祈りなさい。

第8日
『だから、こう祈りなさい』(4)


『わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。』詩篇103:1

『だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください。私たちの負いめをお赦しください。私たちも、私たちに負いめのある人たちを赦しました。私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン。』マタイ6.9~13

主は、この最後の部分で、三つのことで神を讃えるように教えています、『国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン。』この賛美で、国が父のものであり、力は父のものであり、また、栄えが父のものであることをうたいあげます。讃えられるべきこの3つのものは、悪からの解放と結びついています。それどころか、この3つは、主が教えられた祈りの全てとつながっているのです。悪からの解放を祈るのは、御国が父のものであって、サタンのものではなく、力は父のものであって、サタンのものではなく、そして、栄えは父のものであって、サタンのものではないからです。心に留めるべきはここです。すなわち、御国は父のものですから、私たちはサタンの手に堕ちるべきではなく、力は父のものですから、私たちはサタンの手に堕ちてはならず、そしてまた、栄えは父のものですから、私たちはサタンの手に堕ちることはありません。これは非常に力強い動機となります。私たちがサタンの手に堕ちたら、どうして父が褒めたたえられるでしょう?しかし、支配するお方が主であれば、サタンは私たちに何もできません。天の御国は父のものなのですから、私たちはサタンの手に堕ちることはないし、また、堕ちるべきでもありません。

2017年4月4日火曜日

聖書からの約束:信仰

聖書からの約束:
信仰 Faith


信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。 ■ ヘブル11:1

目を覚ましていなさい。堅く信仰に立ちなさい。男らしく、強くありなさい。 ■ 1コリ16:13

あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。ただし、少しも疑わずに、信じて願いなさい。疑う人は、風に吹かれて揺れ動く、海の大波のようです。 ■ ヤコブ1:5-6

あなたがたは、このように主キリスト・イエスを受け入れたのですから、彼にあって歩みなさい。キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。 ■ コロ2:6-7

あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。 ■ エペソ2:8

2017年4月3日月曜日

神前有能[第7日]『だから、こう祈りなさい』(3)

ウォッチマン・ニー
神前有能
第1部、だから、こう祈りなさい。

第7日
『だから、こう祈りなさい』(3)

『主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。』詩篇23:1

『だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください。私たちの負いめをお赦しください。私たちも、私たちに負いめのある人たちを赦しました。私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン。』マタイ6.9~13

イエス様が祈り方を語られたこの箇所の後半には、自分のための3つ祈りがでてきます。

初めに出てくるのは、『私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください。』なぜ主が、私たちに神の御名、神の御国、神のみこころのために祈るよう教えるのか、なかなか理解できない人もいるかもしれませんが、ここで突然、はなしは、日ごとの糧のことに替わります。この崇高な祈りから、急に日常生活に飛び込むとは、一万フィートも急降下するような感じがします。しかし、そこには大切な理由があるのです。