『わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるために』フィリピン、マニラ、1964年
That They May All Be One, Even As We Are One.
Manila Philippines, 1964
第二十八回会合―『律法制度と霊的な生活を明確に分けるしるしはイエス・キリストの直接的な啓示である』
Meeting 28 - The Great Distinguishing Mark Between a Legal System and a Spiritual Life is by Direct Revelation of Jesus Christ
第二十八回例会
(1964年2月26日午前)
引用箇所:ガラテヤ書
昨日の朝は一時間以上かけて、多くのことをお話ししたので、その全体をここで振り返ることはとても無理です。ただ、今、私たちが心を向けている大きな問題は何だったか、それだけを思い出していただきたいと思います。それは、キリスト教の歴史の中でもっとも重要な問題のひとつであったと述べました。それは、『真のキリスト教とは何か?』という問題にほかなりません。言い換えれば、『イエス・キリストが世に入られたとき、一緒に入り込んできたものは何だったのか?』ということです。この問いをめぐって、使徒たちの時代には壮絶な戦いが繰り広げられ、その問いの性質上、この戦いは今も続いています!使徒の時代には、この戦いは奇妙なかたちをとっており、ユダヤ教かキリスト教かという争いでした。後の時代には、ユダヤ教とキリスト教という問題ではなくなりました。しかし、それからずっと、そして今日も、原則的には同じことが続いています。その問いかけとは、『キリスト教は律法制度なのか、それとも、天から来た霊的な運動なのか』というものです。