2024年4月5日金曜日

オースティン・スパークス、『キリストの学校』、序文

セオドア・オースティン・スパークス『キリストの学校』
The School of Christ by T Austin-Sparks

著者からのお願い

ただで受けたものは、ただで与えるべきであり、利益を得るために売ってはならない、また、メッセージは一語一句、自分が語ったままに伝えて欲しいというT・オースティン・スパークスの要望を守るため、このメッセージを他の人たちと共有する場合は、彼の願いを尊重して、無償で配布するようにお願いします。代金を受け取ること、料金を課すこと(配布のために必要な経費は除きます)はしないでください。また、この一文を必ず含めてください。

講演シリーズ
本書の中では、語られたことばをそのまま掲載しました。

この本は、省略されていないオリジナルの『The School of Christ』から復刻されました。

序文
第一章―霊的な教育の土台
第二章―真理を学ぶ
第三章―啓示によって学ぶ
第四章―神の家
第五章―いのちの光
第六章―開かれた天
第七章―油注ぎのもとで学ぶ
第八章―神の愛を支配する法


序文

改訂第三版への序文

この小さな本に込められた教えは、ご自身が用いる器を深く、大胆に作り替えるために、神が金床の上で鍛え上げられたものです。それはただの教理ではなく、経験に基づいたものです。神と真摯に向かい合う気持ちのある者だけが、この本を読むために求められる痛みを受け入れることができるでしょう。その人たちへの助けとして、二つの忠告のことばを述べておきます。まず、本書全体を通じて、話し言葉のままで記録されていることを、念頭においてください。このメッセージは、大きな会合で話したものであり、読者は読むだけではなく、話を聞くと言う気持ちと心がまえを持ってください。話し手は目の前の顔を見て、何かを繰り返し、何を強調し、または、もっと詳しく説明すべきかを考えながら語ります。このことから、この本は、出版する目的で作られた書物とは違う性質を持っていることが分かってもらえると思います。これは読者にとって、難しいところでもあり、また、大きな価値でもあります。

次の忠告は、あまりに多くのこと、たくさんのことを一度に試みないことです。ほとんど全てのページは、じっくり考えながら読むことが必要であり、静かに熟考することなく読み進めても、疲れきってしまうだけでしょう。

この伝道集会から出版された多くの書物の中で、私はこの一冊こそ、神と共にキリストに生きる私たちの人生のもっとも深い根源と土台にふれるものだと思っています。

これを読むことで、主が、キリストの意味の完全な理解へと導いてくださいますように。

T・オースティン-スパークス
ロンドン
1964年7月



(原文)

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