罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。(ローマ5:20)
人間は、霊的に窒息しやすいものであることを、わかり易く説明してみます。
かつて採掘会社は、かごに入れた生きた鳥を、採掘坑の奥深くまで連れて行って、危険なガスの存在を検知するために使ったそうです。高濃度の有毒ガスがあると、鳥はすぐに檻の底に落ちて死んでしまうのです。
私は、鳥とは、神が作った奇蹟だと思っています――緑の草原からかけ昇り、天井の甘い空気を吸うために造られた翼のついた奇蹟です。しかし、その鳥を、湿って汚染された暗い地下に連れていけば、直ちに窒息して死んでしまうのです!
このことは、人間の魂にも当てはまります!
神は、人を生ける魂として造られ、立ち上がってどこまでも昇りつめ、神とともに住まうように意図されました。私たち、ひとりひとりの中には不死を願う心があります。しかし、罪が私たちを堕落させました。私たちは、悪魔である蛇の言葉に耳を傾けました。私たちは、隔絶して毒に侵された暗い穴へと入り込んでしまい、そこでは、失われた人たちが、霊的な窒息のためにあちこちで死んでいるのです!
主よ、聖書には、あなたが、人に『栄光と誉れの冠をかぶらせた』(詩篇8:5)とあります。しかし、私たちは、その地位に値する行いをしていないことが、よくあります。私たちは、自己中心的で気まぐれです。主よ、あなたの御霊によって、霊的な覚醒を起こし、あなたが意図されたように、『かけ昇る』ことができるようにしてください。
『トウザーの朝ごとの祈り』
Mornings with Tozer --- Daily Devotional Readings
A. W. Tozer
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