2021年8月19日木曜日

【トウザーの朝ごとの祈り】8月19日:遠くにいる神

わたしは近くにいれば、神なのか。――主の御告げ。――遠くにいれば、神ではないのか。天にも地にも、わたしは満ちているではないか。(エレミア23:23-24)

子供のころ、神の存在についての短い歌にあった『星空の彼方、遠く』という歌詞をよく覚えています。

そこは、人間が神を置いた場所です。神は、星空の向こうのどこか、遠いところにいることになったのです。

この世に生きる人間として、私たちは神の存在を自分に理解できる空間の観点から考えがちです。私たちは、光年とかメートル、マイル、尋(水深)などの単位で考えます。私たちは、神がどこかの場所に住んでいると考えます――違います!神は、ある人々が考えているように、天と地のあるところにいつも住んでいるのではありません。

神は、その人格、その性質として、天と地を満たしておられるお方であり、これは、海の底に沈められたバケツを、海が満たすのとまったく同じです。

では、なぜ人は、『神はずっと遠くにいる!』と言いたがるのでしょうか?それは、神のきよらかな性質と、罪深い人間の曲がった性質のあいだの完全な不一致のゆえです。

天の父よ、被造物から遠くなく、離れてもいないあなたを賛美します。私たちが、あなたのみ言葉を通して、また、祈りや交わりを通して、あなたを知ることができますから感謝します。

『トウザーの朝ごとの祈り』
Mornings with Tozer --- Daily Devotional Readings
A. W. Tozer

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