良い返事をする人には喜びがあり、時宜にかなったことばは、いかにも麗しい。（箴言15：23）
現代人は、どこへでも行けるし、好きなことをできるし、宇宙について、何でも知りたいと思うことも許されています。しかし、神を知りたいと思うだけの好奇心を持つ人は、めったにいません。
神が私たちを探し、見つけ、主の招きの声に、『イエス様、みもとに参ります！』と言える者としてくださったことに対して、私たちは十分、感謝しているとは言えません。
私は、自分がまだ17歳だったころ、この何も知らなかった少年の心に、聖霊が静かに働きかけたことを、何度も思い出します。ある隣人がいて――『ホルマンさん』という名前しか知りませんでした――この方が、キリスト教徒であることは聞いていました。
ある日、たまたま、歩道で一緒になったのですが、その時、彼が言いました、『君と話す機会が持ててうれしい。君はキリスト教徒なのかなと思っていたんだよ。』
私は、『いいえ、キリスト教徒じゃありません。でも、きいてくれてありがとうございます。これから、真剣に考えてみます』と答えました。
その後、私はある男が街角で説教をしているのを聞きました。彼は、イエス様の『わたしのもとに来なさい』という招きと、『主よ、私を憐れんでください！』という罪人の祈りを引き合いに出していました。私を神の御国へと投げ入れたのは、このふたつの言葉でした。時には、とても小さな言葉が、自分でも気付いていない神とその真理への欲求をかき立ててくれるものです！
主よ、どうか今日、私が、知らない誰かに会って、その人の霊的な生活の状況について尋ねる機会を与えてください。
『トウザーの朝ごとの祈り』
Mornings with Tozer --- Daily Devotional Readings
A. W. Tozer
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