2021年6月16日水曜日

エイデン・トウザー【日々の渇き】6月16日

ところが父親は、しもべたちに言った。『急いで一番良い着物を持って来て、この子に着せなさい。それから、手に指輪をはめさせ、足にくつをはかせなさい。そして肥えた子牛を引いて来てほふりなさい。食べて祝おうではないか。この息子は、死んでいたのが生き返り、いなくなっていたのが見つかったのだから。』そして彼らは祝宴を始めた。【ルカ15:22~24】

放蕩息子が帰ってきたとき、父親は前と変わっていたでしょうか?

放蕩息子が、父に冷たい仕打ちをしても、また、近所の人たちが哀れんで、『ああ、あの息子、可愛そうな年老いたお父さんになんてひどいことを』とうわさしても、父親は、全く変わっていなかったのです。この父親は、屈辱を受けて失望し、嘆き、心を痛めていたのですが、息子が帰ってきたとき、前と何も変わってはいませんでした。

イエス様は言われます、『あなたがたは、アダムにあって離れていったが、キリストにあって戻ってくる。帰ってくるとき、御父が全く変わっていないことが分かるだろう。御父は、あなたがたが出ていったたとき――それそれが自分の道に進んでいったとき――と同じ御父のままだ。』イエス・キリストにあって戻ってくるとき、主は私たちが離れたときと全く同じ方である――変わっていない――ことが分かるはずです。

これが放蕩息子のはなしです。父親は走り寄って、両腕で抱きとめて、彼を迎え入れ、着物を着せ、手に指輪をはめさせてこう言いました、『この息子は、死んでいたのが生き返ったのだ。』

これこそ、信じるに値する神の恵みです。

疲れた放浪者よ、家に帰れ、
あなたの救い主が家に戻れと言っている、
どれだけ長く、罪の中に浸リ切っていても、
主はあなたに呼びかける、来なさいと。
ジョン・S・コフマン(1848~1899)

あらゆる時代の放蕩者たちの父よ、帰ってきなさいという招きのことばを、ちょうどこのとき、私に届けてくれたこと、心より感謝しています。私や、多くの同じような人たちに示されたあなたの愛を知って、どれだけあなたを讃えているでしょう!イエスの御名を讃えます。アーメン。

My Daily Pursuit, Devotions for Every Day
A.W. Tozer

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