あの方は盛んになり私は衰えなければなりません。（ヨハネ三・三十）
霊的な成長とは何でしょう？霊的な成熟とは何でしょう？主にあって進むとはどういうことでしょうか？このことで、私たちの考え方は混乱してしまったのではないでしょうか。多くの人たちは、霊的な成長とは、キリスト教の教理に関する知識がより完全なものとなり、霊的な真理をより大きく把握し、神に関わる知識がいっそう拡大していくことであると考えており、このようなことを、成長、進歩、そして、霊的な成熟のしるしとして数え上げてゆきます。愛する皆さん、こういったことは決して、成長ではありません。
霊的な進歩と成熟を示すしるしは、私たちがどこまでも小さくなり、主イエスが、較べようもないほど大きくなることです。成熟したたましいとは、その目に自分は小さく見えながら、同じ目には、主イエスが大きく映るような人たちです。これが成長というものです。私たちは、実に多くの知識を持ち、教理、教え、真実、そして、聖書についてさえ、驚くほど多くのことを理解していながら、霊的にはきわめて小さく、あまりに未熟で、そして、あまりに子供じみたままでいることもありえるのです。（子供じみていることと、子供のようであることは、まったく違います。）本当の霊的な成長とは、私は衰えてゆき、主は盛んになってゆくこと、これにつきます。大きな存在になっていくのは、主イエスです。これによって、霊的な成長を測ることができます。
Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス
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