2021年7月10日土曜日

エイデン・トウザー【日々の渇き】7月10日

あなたがたが知っているとおり、彼は後になって祝福を相続したいと思ったが、退けられました。涙を流して求めても、彼には心を変えてもらう余地がありませんでした。【ヘブル12:17】

平均的なキリスト者は、ある真実について聞いたら、その真理は自分のものになったと考えます。霊性は、学問とは違います。学問では、教科書を読んで、いくつかの事柄を暗記すれば、その科目を習得したことになります。

しかし、霊的な問題は、そうではありません。

耳で聞いたことばが、あなたの霊的な性質の一部分となるような輝きを与えることができるのは、聖霊だけです。真実が私たちの一部分となるように、私たちの心を開こうと、聖霊は望んでいます。

ここで、輝きを投げかける聖霊の働きを邪魔立てするものがしばしばあります。それが何かというのは、キリスト者一人一人に違います。霊的ながれきを取り除くことは、常に続けていくべき作業であり、そのために使う道具が悔い改めです。

私たちは、聖いお方のみ前で、自分のきよくないことを悔い改め、自分を無にしたキリストの前で、自分の身勝手さを悔い改め、親切で寛容なキリストの前で、自分の厳しさを悔い改めることから始めなければなりません。生ぬるい態度を、燃え盛る炎のように熱心なキリストの臨在の中で、悔い改めなければなりません。

聖霊は、悔い改めが必要なとき、ひとりひとりを導いてくださいます。

私に吹きかけてください、神の息吹よ、
私の心をがきよらかになるまで。
あなたの思いとひとつになって、
あなたと同じように行い、耐え忍ぶように。
エドウィン・ハッチ(1835~1889)

ああ、生ける神の霊よ、永遠の道で導いていただくために、私にはあなたが必要です。心が生ぬるくなりがちなとき、あなたが、天の祭壇から取った火でふれてくださるように祈ります。イエス様の祝福された御名でお祈りします。アーメン。

My Daily Pursuit, Devotions for Every Day
A.W. Tozer

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