ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです。(ルカ15:10)
人間は、悪魔に騙され、また、自分の誇りや能力に惑わされているために、この世界が神の宇宙の中で反逆者が住まう場所であることを否定します。そのような人間たちは、この社会が自分から、神の支配を離れ、神の領域から抜け出したことを認めようとしないのです。
聖書とは、神が人に何をされるかを記録した書物であり、そこから引き出される結論はただひとつ、すべての民には、悔い改めて、神の赦しを乞うという道徳的な義務があるということです。それができなければ、滅びるしかありません。
今のこの時代、純粋な悔い改めの言葉を聞くことは、めったにありません。私たちは、おごり高ぶって、利己的で自己満足した人たちの中に生きています。キリスト教会にあってさえ、『立派な教会員』と呼ばれることだけを生きがいにしているような人たちがいます!悔い改めが現実で、信仰が純粋なものであれば、イエス・キリストのあがないの死は、寛容と赦しと新生をもたらすものです。
愛する主よ、人々が滅びる――神から永遠に切り離される――というのは、とても恐ろしい考えです。どうか、今日の教会がこの恐ろしい事実に気付いて、失われている人たちに福音を伝えるという努力を、一層、強められるように助けてください。
Mornings with Tozer --- Daily Devotional Readings
A. W. Tozer
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