ここには、巡礼者のために備えられたものが二つあります。靴と力です。
靴について言えば、荒れた道を旅して、危険な敵を踏みつけるために絶対に必要なものです。裸足では進めません――それは、王家の血筋を引く王子にはふさわしくないことです。私たちが履く靴は、ありきたりのものではなく、どれだけ長く困難な旅路であっても擦り切れない、丈夫な金属の靴底を持つものでなければなりません。私たちには、困難な道中と戦いに応じた守りが与えられます。
力についてですが、私たちが生き続く限り、力も受け続け、そして、その力はこの人生に加わる圧力と重荷に応じて強くなってゆきます。『あなたの力が、あなたの生きるかぎり』という言葉は短くても、それが意味するものは豊かです。今日も、私たちは、試練、また、困難な仕事と出会うかもしれませんが、それを乗り越えられるだけの力も必ず受けると確信していられます。アシェルに与えられたはじめの言葉は、それにふさわしい信仰を持つ私たちにも与えられています。私たちは、信じる者の心に必ず生まれるはずの、この聖者の大胆さを持って立ち上がろうではありませんか。
『信仰の小切手帳――365日の祈り』
チャールズ・スポルジョン
“Faith’s Checkbook - 365-Day Devotional” by C. H. Spurgeon
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