2021年7月10日土曜日

A・B・シンプソン【天が地をおおう日々】7月10日

それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。(第一コリント2:12)

福音のもっとも大きな祝福も、もっとも小さな祝福と同じく、価なしに与えられるのです。主に十年、仕えたあとでも、ふんぞり返って、『私は、これまで積んできた自分の経験に頼って生きよう』などとは言えません。よく、こんなふうに言う人がいます、『今、私は救われていることを知っているし、それを感じている。』ここで、私たちは、誤った土台を築こうとしています――自分自身の中の何かを土台にしているのです。恵みとは、受けるのにふさわしくないのに、価なしに与えられるものであると、常に捉えてください。この長く、深く、限りのない川は、無料なんです。河口でも、小さな流れでも同じように無料であり、どこまでさかのぼっても無料で、その尽きることのない水を、誰でも来て飲むことができるし、浴びることができます。

神が聖霊を与えてくださったのは、『恵みによって、価なしに、神から私たちに賜わったものを、私たちが知るため』です。お腹をすかせている貧しい子供が、窓から家をのぞきこんで、暖かい火と、食卓を囲む幸せな家族を見るのは、とてもつらいことでしょう。暖かさと愛と光があると知っても、価なしに与えられるものでなければ、何の意味があるでしょう?神は、その恵みと愛という良いものを、価なしに与えてくださいました。

天が地をおおう日々――聖書のみ言葉と生きた真実の365日.アルバート・B・シンプソン

Days of Heaven Upon Earth - A Year Book of Scripture Texts And Living Truths. By Rev. A. B. Simpson

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