するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」(マルコ9:24)
この不確実な時代にあって、信仰と不信仰のあいだの往来は、聖書が予告したように、悲劇的なほど混み合っています。しかし、この往来は、不信仰の方向にばかり向かっているのではない――時には逆に進むことを知れば、心も励まされるのではないでしょうか!
時おり、応用心理学と安っぽい詩歌の混合物に胃痛を起こした『進歩的な』人たちが、み父の家に帰る放蕩息子のように、こちらに戻ってくるという明るい知らせを聞くことがあります。確かに、正統派から進歩派への動きは、多くの場合、非常にゆっくりとしたものであり、あまりに遅すぎて気付かないほどです。私は、神との霊的な経験をした結果として現代思想を受け入れた人の例を、一度として聞いたことがありません。
しかし、信仰へと戻る動きは、唐突で、時には、爆発的なものになりがちです。男も女も、キリストへの改心は、神や霊的なものとの突然の出会いによるのです!
信者が常に経験することを、未信者は経験できないという単純な事実は、私たちに多くのことを教えてくれます。真のキリスト者だけが太陽が昇ったことを確信しているのです!
主よ、この場所に、また、世界中に、人生の岐路に立っていながら、どちらに向かえばいいのかわからない人々がたくさんいます。彼らを今日、正しい道へと向かわせてくださいますか?
『トウザーの朝ごとの祈り』
Mornings with Tozer --- Daily Devotional Readings
A. W. Tozer
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