チャールズ・H・スポルジョン
Joy To The World
Daily Readings For Advent
第八日:自分を締め出してはならない
男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。(ルカ2:7)
飼葉おけに寝かせられたことで、主は、もっともへりくだった者だけを、みもとに招かれたのです。人は、王座に近づくことになれば身震いするでしょうが、飼い葉おけに近づくことを怖がる人はいません。
キリストほど、近づきやすい存在はなかったのです。
私たちの主イエス・キリストは、宿屋の馬小屋で生まれることで、誰でも彼のそばに来てよいことを示されました。福音は、全ての被造物に述べ伝えられ、何者も締め出すことをしません。聖典の招待状にはこう書かれているはずです。
『誰一人、ここから締め出されることはない、自分で自分を締め出す者でなければ。誰でも来るがよい、学があって上品な者も、無知で無礼なものも。イエスの恵みは、王子を救うが、貧しいものにも等しく与えられる。どんな人間にも許される理由はない、絶望の中で滅びることなど。』
キリストの下に来たいと望むなら、ありのままで来てよいのです。今すぐ、来てかまいません。キリストを信じたいという望みを心に持つ人なら、誰でもそれが許されます。イエス様には、自由に近づくことができます。主はあなたを受け入れ、主はあなたを喜んで迎え入れ、そして、私が思うに、そのことを示すために、この赤子は、飼い葉おけに寝かせられたのです。罪人は、自分が世から締め出されていると感じることがよくあります。咎められた良心は、しばしば、自分自身をひどく貶すことばを吐き、神の哀れみの中に自分の取り分などあるはずがないと思い込みます。
兄弟姉妹の皆さん、神はあなたを締め出したりしないのだから、あなたがたも自分を締め出すことはやめなさい。
出典:No room for Christ in the inn - Sermon delivered December 21st 1862
0 件のコメント:
コメントを投稿