2020年9月13日日曜日

【Daily Open Windows】9月13日

九月十三日

平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。(エペソ四・三)

キリストにあってひとつの体となり、互いと固く結びつくことが、ここには描かれています。どうすれば、この完全な一致に達することができるでしょう?個人的なもの、私的なものをすべて捨て去ること、主が生活の焦点になること、そして、私たちが力を尽くして一致を保つことによってであり、こうすることで、個人的なことはすべて締め出し、キリストとその願いを常に見据えるようになります。・・・・これは、幻想でも、想像でも、ただの理想でもなく、非常に実践的なはなしです。不和を引き起こす要因が働いており、私たちを分断しようと忍び寄っていることに、あなたも私も気が付くでしょう。敵はいつでも、これを実行に移す機会をうかがっており、主の民の間に入り込んで、障壁を作ろうと、あらゆる手を尽くしてきます。この障壁は、重圧と距離、例えば、不一致とか孤立を人の心に感じさせます。そのやり方は時には、とても抽象的な性質のもので、手を触れたり、説明したり、それが何なのかを言葉にすることができず、何かがあると感じるだけです。より明確なかたちをとることもあり、私たちの言行や手に入れた何かに対して、人が明らかに誤解、歪曲するように仕向け、そして、もちろん、敵はいつもそれを、大げさに吹聴します。


御霊の一致を保つためには、このようなことにどう対処したらいいでしょうか?正しく、穏やかに、そして、ただ、次のような言うことによってです、『これは主のためにはならない。主にとって何の価値もない。これは決して主の栄光と満足とはならない。主に傷をつけるだけだ。』このことで私がどう感じるかなど、考える価値すらないことです。私は、誤解を受ける者かもしれませんが、そのことで、虐げられたとか、傷ついたと感じるでしょうか?私は、自分の尊厳を守ろうとするでしょうか?自分が不当に扱われたからと言って、口をつぐんだまま、立ち去るのでしょうか?生まれままの人間ならそうするでしょうが、私が取るべき態度は、このようなものです、『主は失うことを受け入れ、主の御名は苦しむことを受け入れておられ、主の願いはこの中にある。私は、これを乗り越えなくてはならない。こんなことに打ち負かされるわけにはいかない。私はこのことを振り払うし、この兄弟、この姉妹に対する自分の態度、行動、感情は、こんなものに左右されない!』主のためには、自分の感情、また、自分の権利さえを、捨て去って顧みないこと、そして、主の証しを傷つけようとする敵の試みを撃ち破ることが何よりも大切です。これが、一致を保つために励むということです。・・・・いのちは一致によるのであり、本当の一致を見出すことができるのは、キリスト、我々がそのために個人的なことをすべて投げ出すお方として、そこにおられるキリストの中だけです。他のどんな人のためにも、このようなことはしません。目の前にいる人のためであっても、同じことは決してしません。私たちが主のためにこれを行えば、敵は敗北します。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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