2020年9月15日火曜日

【Daily Open Windows】9月15日

九月十五日

愛には偽りがあってはなりません。・・・兄弟愛をもって心から互いに愛し合い、尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。(ローマ十二・九~十)

『イエスは、その愛を残るところなく示された。』この一文には、これまで、この世界にもたらされた、もっともすばらしい事実が語られていると私は思います。イエスは様、周りの人たちとの間に、多くの問題を抱えていました。彼らは、いつも主を誤解していました。主を失望させることも多かったのです。彼らは本当に貧しいものたちばかりでした。・・・・主は、彼らがどこまでも貧しいものであると知りながらも、その愛を残るところなく示されました。これが、主の愛の第一の特徴です。私たちが過ちを犯しても、その愛に変わりはありません。私たちが、間違いを犯すからと言って、主の愛が消えることはありません。私たちは、いつも主を失望させ、いつも主の思いに沿うことができず、いつも主を悲しませる者かもしれませんが、主は私たちを愛し続けます。主は、最後のときまで、その愛を残るところなく示されます。私たちがしくじっても、主の心は変わりません。これは、人間の愛とはまったく異なった種類の愛です。キリストにある神の愛です。・・・・確かに、愛について語ること、愛しているように振る舞うこと、愛の言葉を使うこと、愛についての聖歌をうたうことは、とても簡単で、人を感傷的な気持ちにします。おそらく、誰にも、あなたを愛していると言った人々がいたでしょうが、彼らこそが、私たちをもっとも傷つける人々であることも多かったのです。さて、イエスの愛は感傷的なものではなく、実践的な愛でした。主は弟子たちと人のあいだに入って、『兄弟たち、あなたたちを本当に愛していますよ』などとは言いませんでした。主は、彼らに対する行いを通して、どれだけ愛しているかを示されました。それは感傷的な愛ではなく、実践的な愛でした。そして、その愛こそ、イエスが残るところなく示された愛でした。・・・・ご自身の者への主のこの愛の特徴が、私たちの他者への愛の特徴ともならなければなりません。御霊が遣わされたのはこのためです。主が、私たちへの愛を残るところなく示されたように、私たちも互いを愛さなければならないのです。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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