2020年9月25日金曜日

【Daily Open Windows】9月25日

九月二十五日

まことに、まことに、あなたがたに告げます。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたはいまに見ます。(ヨハネ一・五十一)

神が表された願いが消えることは、決してありません。神が伝えられた考えの中に、欠けているものは何ひとつありません。神は、まず、その思いを古代イスラエルという概念と制度の中に表されました。それは、イスラエルについて語られたことのすべて、イスラエルに示された神の目的の中に込められていました。神はイスラエルについてのご自身の考えを、多くのかたちで表されました。このイスラエルは、神の思いに応えることができませんでした。イスラエルに込めた神の願いは、彼らの反逆のために、成し遂げられることができませんでした。こうしてイスラエルは去りましたが、神の思いまで捨てられたわけではありません。その同じ思いのすべてが、新しいイスラエルへと引き継がれたのです。


イエス様ご自身がすべてを包み込む新しいイスラエルとなられます。イエス様が、その名が後にイスラエルと変わったヤコブを引き合いに出されたことを覚えているでしょう。主はナタニエルに言われました、『天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたはいまに見ます』(ヨハネ一・五十一)。すなわち、イエス様とは、人のかたちをとった新しいイスラエルなのです。神と天から人間に伝えられることのすべては、イエス様という道、すなわち、新しいイスラエルによってもたらされます。過去の時代にあった神の願いの全ては、主イエス様が生まれたとき、その中に引き渡されています。イスラエルに対して神が意図されていながら、イスラエルの民のゆえに失われたことの全ては、主イエス様の中で続けられ、それから、主によって、ご自身の同労者たちへ、また、天からの召しを受けた同労者たち――霊的な新しいイスラエル――へと引き継がれます。このことが、あなたたちのために、とても大きな世界を開きます。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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