2020年9月16日水曜日

【Daily Open Windows】9月16日

九月十六日

「きょう。」と言われている間に、日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされてかたくなにならないようにしなさい。(ヘブル三・十三)

私たちは、自分の動機を語るとき、こんなふうに言います、『私たちの動機は正しかった!』私たちは、自分の良心について語り、自分の意図について語りますが、あなたも私も、自分では良い動機と呼ぶものの背後に何が隠れているか、知らずにいます。このような人間の心には欺瞞があり、それが、隠されたものを見極めたいという私たちの必死の試みを挫くので、私たちは、追い求めることができなくなります。・・・・こうして、教会はかくも混乱し切ったものとなり、かくも悲劇的な状態に陥ってしまったのです。これは、自分を神の前に投げ出せば、神はあなたを取り上げ、用いてくれるという考え方が支配的だからです。すなわち、『あなたの人間的な心をここに持ってきて、主に捧げなさい!まずは、あなたの古い人を主に捧げ、それから、捧げられた古い人によって、外に出て、主に仕えなさい!』これは、神が教える言葉と、まったく反するものです。その結果として、神の働きの中、世界中の至るところで、肉の活力、肉の論拠、肉の感情によって主に仕えている人々があふれています。彼らに会って、向かい合い、彼に挑んでみれば、悪意に満ちたものとぶつかるでしょう。すなわち、目の前で、争い、分裂、分派、分散があり、人が次々と去って行くことになります。


最良の意図と、もっとも純粋な動機を持った人々が、彼ら自身の知性、彼ら自身の力、そして、彼ら自身の感情に基づいて主に仕えてしまうことによって、教会と呼ばれる場所で、敵がどれだけの混乱を引き起こすことができるか、あなたに分かりますか?この人たちは、神が古い創造に対して扉を閉じたこと、また、次のような神の態度にも気付いていません。すなわち、『わたしを喜ばせることができるただひとつのもの、わたしに仕えることができるただひとつのものとは御子であり、あなたがたが、わたしの奉仕に入ろうと思うなら、この御子がすべてを行う活力、すべてのいのち、すべての知恵とならなければならない!』御子こそが、全ての中で支配し、決定する現実とならなければなりません。問題は、あなたがどのような衝動を感じるかということではなく、御霊による主からの求めと導きは何かということです。すなわち、あなたが、座ったまま、主のために何をするのが良いのだろう、何が成されるべきなのだろう、何が必要なのだろうという、根拠を探すことではなく、主があなたに何を示されるのか、それに尽きるのです。・・・・あなたも私も、古い創造を抱えたまま神の御前にでて、古い創造を手渡して、神に用いていただくことなど、期待してはいけません。神は、必ず新生から始められます。初子の教会は、完全に新しいものであって、それは、死から生じます。この死とは、古い創造の死であり、復活は、古い創造の復活とは全く違うものであって、神のみから来るものの復活のことです。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

0 件のコメント: