2020年9月1日火曜日

【Daily Open Windows】9月1日

九月一日

もしあなたがたの互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。(ヨハネ十三・三十五)

愛――豊かな理解と教えと真理の存在ではなく、いろいろなものの不在でもなく――愛こそ、主が人を支配する手段です。主が、間違った行いをご自身の心に受け入れてくれると言うことではなく、主は、そこにあるものを見通し、私たちと違った見方をされます。・・・・愛――全ての人に対する愛――がなければ、何かを築き上げる希望もありません。あなたも私も、この築き上げると言うことを、いつも強く心にとめておくべきです。


ああ、どれだけの霊的な成長と積み重ねが必要なのか、ご存知なのは神だけです!自分の限界にぶつかったと思い込めば、必ず心が麻痺する危険に直面します。すべてを見渡し、見入り、見抜き、そして、見越す大きな心を持って、人を怖れさせ、打ち、傷つけようとする敵に捕らわれることを拒んで、心の奥の真実に至る気持ちがなければ、何ひとつ成し遂げられないでしょう。・・・築き上げるものは愛です。それに加えて、愛はそれを用いるものを成長させ、彼らを安息へと導きます。真理だけを用いるものは、いつも張り詰めた顔つき、眼つきを浮かべて生きることになります。愛は、静かな落ち着いた気持ちを取り戻し、静穏に力を用いることを教え、また、信頼する安らぎを与えます。・・・・それでは、主の愛の安楽椅子に腰を下ろして、ゆっくりとくつろぎ、それから、仕事にかかることにしましょう。ゆったりと背中をもたれて休む椅子がなければ働くことはできないし、休息は、先ず真理から生まれるものではありません。それは愛、神の愛から生じるものです。他に何を与え、何を加えようとも、主が私たちを、お互いに対する愛、すべての人に対するこの愛によって際立っている、そのような民としてくださいますように。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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