2020年5月12日火曜日

【Daily Open Windows】5月12日

五月十二日

その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。(ヤコブ一・四)

神が、私たちを訓練する道に対して、私たちが取る態度はふたつあり、ひとつは、それをただ、苦しく、不快で厳しいものと受け取ることであり、もうひとつは、その鍛錬によって私たちが大きくなり、その鍛錬を経て成長し、能力を広げ、自分をより広い場所へ導いて、来るべき時代に世界を統治する主の知性にあふれた道具となるためにそれを受け入れることです。人生の歴史に入り込んでくるものの深い意味を、常に正しく測ることはできませんが、そこで私たちにできる説明とは、すなわち、副次的な原因として何があろうと、主は絶対的な権威者であって、その時点ではもっともひどい選択であるとこの世的には思われる行動であっても、それを行わせることに大きな意味があるとお考えになることもあり、その行動によって、その時は主の御名と勢力が傷を受けるように見えたとしても、そのことを通して、主は民を成熟した段階へと導くのであり、民もまた、そこで自分自身にとっての主を知るようになります。こういった苦しい経験を経て、私たちが気づくのは、御自身にとってずっと大きな価値のある何かを、主の子供たちのいのちの中に、主が作り上げていることです。ここに、主がされることの正当性、合理的な正しさがあり、他の方法でもできるなら、主は、そうされていたでしょう。


長い時間をかけて、主は民のあいだに霊的な成熟を完成される、これは、民が主を知っていてはじめて行われることです。主は、私たちが主を知ることができる状態、知るための感覚が鍛錬された段階へと、私たちを導いてくれます。主は、その大きな目的の光の中で、御自分が施す苦しい鍛錬をすべて受け入れる恵みを、私たちに与えてくれます。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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