2020年5月25日月曜日

【Daily Open Windows】5月25日

五月二十五日

主にあって、その大能の力によって強められなさい。(エペソ六・十)

主は、私たちをガラス張りの家に入れて、主の木となるべく成長させてはくれません。主は、私たちを嵐から、逆境から守ってはくれず、むしろ、私たちを逆境と試みという強風と照りつける太陽のもとにさらします。主は、私たちの中で働いておられますが、それは、主ご自身の性質――永遠であり、忍耐強く、いつまでも変わらない神としての性質――にしたがって行われ、その性質は決して、簡単に取り去られるものではありません。主はあなたの中に、大きな何かを注ぎ入れています。ああ、今日、私たちが恐れているのは、キリスト者になりたいという願いが、多くの場合、気軽で楽しい時を過ごしたい、幸福な人生を享受したいという観点から生まれることです。確かに、天から与えられるたくさんの喜びのことでは神に感謝すべきです。しかし、神の家、神の都について言えることは、主が、第一に民に向けて働きかけ、また、民の中へ注ぎ込もうと求めているのは、大きく積み重なる信仰、堅実で忍耐強い信仰心であること、そして、それをご自身の性質に即して行われることです。積み重なる信仰心!ああ、世話を焼いたり、大切に育てたり、いつまでも面倒を見続ける必要のない数多くのキリスト者たち。彼らは、自分を前に進め、あるいは、立ち上るように勧められています。男も女もレバノンの杉のように、削り出した砥石のように――重みがあり、責任を持ち、そして、重責を負わされています――そして、そのすべてのために強さが求められています。


私にできるのは、この要求が神のみ言葉の中で、どれだけ大きな場所を占めているのか、あなたがたに思い出してもらうことだけです。すなわち、強くありなさい。主にあって、その大能の力によって強くなりなさい。キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。もう一度、考えてみてください。風がなぜ、あんなに激しく・・・嵐となって、吹きつけることが許されているのか、知りたいですか?それは、私たちを、生まれつきの気楽な性質、または、安っぽさ、軽率さ、浅はかさから抜け出させるため、そして、私たちを重厚さを持った者に変えるためです。強さ――試みを通して、逆境を通して――あらゆる年代を通して持ちこたえるための・・・強さ。最後の大きな試みの中では、数多くのものが取り去られることになりますから、試みと逆境が私たちを深め、私たちに力を注ぎ込むただひとつの道であるとすれば、時が迫るにつれ、より多くの試みと逆境がもたらされることを覚悟しなければいけないと、私は思っています。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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