2020年5月4日月曜日

【Daily Open Windows】5月4日

五月四日

あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。(コロサイ一・二十七)

私たちは、天におられるキリストと、信者の中にいるキリスト、その両方について語ることの大切さを感じています。すなわち、客観的な見方と、主観的な見方についてです。真実の適切な釣り合いを保つことは、この上もなく重要です。私たちが抱える問題の非常に多くは、真実のある一側面だけを、不釣り合いなほど誇張するために起こっています。真実を知るのはよいことであり、また、真実の中で喜ぶのもよいことであるとはいえ、真実もやはり、私たちに困難をもたらす可能性があるのです。真実へと進む方向には多くの危険が横たわっており、それは、霊的な真実でも同じです。そして、主の人々の中にも、このような危険に陥ったことのある者が少なからずいます。光がないために苦しむのではなく、適切に整えられ、釣り合いが取れたかたちで光を受け取らなかったがために、彼らは、ひどく苦しんでいるのです。このために、私たちにとって、ものごとを正しい見方で、正しい均衡の中で受け取ることが不可欠となります。ある一面だけに偏り過ぎることによって、霊的な傷を負うことになり、多くの場合、それは、霊的な災厄へとつながります。


主のための道具として、引き上げられて、用いられてきた多くの者たちの人生が、釣り合いを無視して何かを強調したり、実際は大して重要ではない真実のある一面を、度を越えて重視するために、最後には、力と有効性を失う悲しい物語として終わってしまいます。・・・主観性を強調し過ぎると、キリストの栄光から何かを取り去ることになります。客観性を強調し過ぎると、神の目的から何かを取り去ることになります。それは、キリストの中における神の働きと、キリストにある神の目的という問題です。そして、この二つのどちらも、それぞれに応じて重視されなければなりません。主が、大切なことを理解させてくれて、それによって、私たちが休息の地に入り、あらゆる神の祝福のすぐ近くに潜んでいる危険から解放されますように。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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