2020年2月5日水曜日

【Daily Open Windows】2月5日

二月五日

神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださる。(ローマ八・二十八)

主イエス様は、ご自身の人生にしっかりと結び付けられた、このご計画を知っていたことから、大きな力を受けました。私たちも、そのご計画を意識すること、私たちに与えられた神の召命を心にとめておくことによって、疑いなく、大きな力を得るようになります。だからこそ、敵はいつも、私たちの心をくじこうと試みます。この敵は、私たちの心に、本当にご計画を果たすことができるのだろうかという疑問と疑いを生じさせようと企み、私たちの働きは無駄であると語りかけます。敵が、私たちから、主のご計画に従って生きているという気持ちを奪い、私たちの証し、私たちの働き、あるいは、私たちが通らなければならない苦しみの価値について、疑いを差し挟むことに成功したら、そこで、私たちは、強さを奪われてしまい、この敵が上手を取ることになります。イエス・キリストが、その生涯の全体を通じて、神の力強さの中に守られていたのは、自分には大きな役割りが与えられているという意識に動かされ、神のご計画に常に従っていたからです。私たちも、生涯の計画をしっかり保ち、天の召しから目を離さないように心がけていれば、同じ強さの中に守られるでしょう。しかし、何か自分の欲望を満たそうとしたり、自分自身の計略に沿って行動して、何かの運動を進めようとするなら、そこに、神が私たちのために備えてくれるものは何ひとつありません。大きな力の中に守られるためには、自分は神の計画の中にいると知ることが絶対に必要です。私たちの奉仕は、常に、神の計画の結果であらねばなりません。私たちにとって、神の計画の中にこそ自分の居場所があると理解することは、非常に大切です。私たちは、自分を否定しなければなりません。神の計画の中に、個人的な利益が入り込む余地はありません。『神を愛する人々』のため、その心が神ご自身と神のご計画の実現にのみ向けられている人々のために、すなわち、『神のご計画に従って召された人々のために、神がすべてのことを働かせて益としてくださいます。』これは、信者たちが神の計画へと召されていることを、明確に示していることばです。自分が神の計画の中にいるということを、主イエス様がご存知だったのと同じくらい、私たちも、はっきりと知ることが必要なのです。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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