2020年4月11日土曜日

【Daily Open Windows】4月11日

四月十一日

この火がその力で各人の働きの真価をためすからです。(第一コリント三・十三)

あなたが主を愛していることには、何の疑いもありません。私は、そのことに疑問を呈しているのではありません。しかし、ここでもう一度、言いますが、私たちはある大きな制度の中に組み込まれてしまっており、これは、実に複雑極まりない制度で、その大部分は主から来たものではないのです。それは、人が生み出した何かです。人間が、主から来たものに手をかけて、自分で考えた通りに作りかえてきたため、人から来ていて、主からは来ていないものが、非常に多く入り込んでいます。そして、私たちが、このように言うときは、キリスト教全般について考えているだけではなく、自分自身のことも考えに入れています。これは、私たちについても、当てはまることです。私たちは皆、キリスト教と呼ばれるものへと入ってきて、キリスト教から何かを受けとった者たちですが、今は、自分の中からたくさんのものを取り除いて、単純で根本的な現実へと立ち返らなければならないのかもしれません。そして、あらゆる現実の中で、もっとも根本的な現実とは主の臨在です。私たちが知るべきなのは、主が私たちとともにおられること、私たちが行うすべてのことの中に主がともにおられること、そして、これは、私たちの頭の中で生まれた考えではないということです。それは、私たちの意志から生じてきたことではないし、私たちの感情の中から生まれたことでもありません。私たちの魂から出てきたものではなく、幕屋と同じように、あらゆる細部にいたるまで、主から来たものです。イエス・キリストと同じように、それは、すべての細部に渡って、神から、私たちのもとへ来なければならないのです。


これは、私たちを再び――すべての与えられて務めを果たすために――ひざまずかせるものでなければなりません。私たちには、折に触れて、一足下がり、自分たちが行っている全てについて、主の御心をうかがうことが必要なのかもしれません。『このことは神から来ているのですか、それとも、私たち自身から出てきた何かでしょうか?これは、神の思いに沿ったやり方でしょうか、それとも、私たちの思いでしょうか?この中に、主はおられますか、それとも、私たちがここに入ってしまったのでしょうか?』お分かりでしょうが、ここでは、大きな決断をしなければなりません。この点を間違えてはいけません!人間だけから来るものは、何であれ、必ず滅び去ってゆきます。遅かれ早かれ、揺り動かされます。人の働きは、そのひとつひとつが、火の中で試されることになると、神のみ言葉は伝えています。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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