2020年4月25日土曜日

【Daily Open Windows】4月25日

四月二十五日

神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。(第一ヨハネ5:20)

主の子供たちにとって何よりも大切なのは、彼らが主を知ることこそが、他の全てに勝る主の目的であると、完全に理解することです。これこそ、主の私たちへの関わりの全体を支配する最終目標であると言えます。これが、私たちの全ての必要の中で、もっとも大きなものです。・・・・私たちの心が奉仕と働きでいっぱいになってしまうことはよくあります。主のために何かをすることを、人生の主要な目的と考えてしまうのです。人生を通した働き、務めとは何であるべきかということが、いつも気にかかっています。そのための手段として、何かを学んだり、知識を得ることを考えます。魂を獲得すること、信者を教えること、あるいは、人を働きに着かせることが、いつも前面に置かれます。キリスト教徒としての奉仕を効果的に進めるいう目的を念頭に置いて、聖書を研究し、また、各書の知識を学ぶことが、誰にとっても、緊急の重要性を持った問題となっています。これは悪いことではありませんし、確かに重要な問題ではありますが、その全ての背後で、主が他の何よりも大切にしているのは、私たちが主を知ることです。聖書を非常によく理解し、教義にその全体像から細かいところまで親しみ、信仰の根本的な真実さを守ろうと務め、休むことなくキリスト教の奉仕に参加し、人を救うために大きな献身を行いながら、それでもなお、ああ、心の内側にある個人的な神の知識は、不適切で限定されたままということも、大いにあり得るのです。ご自身を見出すために、主が私たちから働きを取り去らなければならないこともよくあります。全てのことの究極の価値とは、私たちが与える情報ではなく、私たちの教義の完全さではなく、私たちが行う働きの多さでもなく、私たちの心にある真実の大きさでもなく、ただ、私たちが主を深く、力強く知っているという事実にあるのです。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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