2020年4月19日日曜日

【Daily Open Windows】4月19日

四月十九日

あなたがたはどこまで道理がわからないのですか。御霊で始まったあなたがたが、いま肉によって完成されるというのですか。(ガラテヤ三・三)

ガラテヤ人への手紙が何について書かれたものか、また、この手紙にある二つのひときわ目立つ単語のことも、あなたはよくご存知でしょう――自由――『キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。ですから、あなたがたは、しっかり立って、またと奴隷のくびきを負わせられないようにしなさい』(ガラテヤ五・一)――そして、子としての身分という二つです。しもべとしての身分ではなく、奴隷の身分でもなく、息子としての身分、息子の自由です。この二つが、この手紙にあって大きな意味を持つ単語ですが、では一方で、そのガラテヤにある重苦しい縛りとは何でしょう?伝統、律法主義、そして、そういったもの全てが、その重苦しい縛りです。ご存知のように、愛する友よ、誰でも簡単に、このような重苦しい着物を着せられ、身動きできなくなってしまうものです!キリスト教の時代全体を通してずっと続いてきた危険とは、それ自体を何か、定まったもの、変えてはいけないものとして結晶化してしまうことです。あなたには、いくらかの光、いくらかの啓示、広大な真実の一部分、真実のごく僅かな一片が与えられますが、しばらくすると、あなたは、そこから固定した制度を形成し始め、それを超えてはならない限度と定めた上で、人が信じるべきものはこれだ、誰もがこの定めの内側に入って、このとおりに振る舞わなければならないと語り始めます。ここでもまた、制度化してしまうのです。『こうしなければならない・・・こうしてはならない!』これと旧約聖書の『汝・・・すべし、汝・・・なかれ』と何の違いもありません!


キリスト教は危険に陥っており、今も落ち続けています。すなわち、偉大な啓示を枠の中に閉じ込め、キリストを本当の姿より小さくし、真実を固まった変えられない何かに凝固させています。『このようにしなさい・・・』その意味は、『これこそが根本原理である』ということです。さて、御霊が来られたとき、かつての古いユダヤ人の弟子たちが経験したことのひとつは、使徒行伝に記録されているように、あのユダヤ主義の束縛からのすばらしい解放であったこと、そして、あらゆる強固な障壁を撃ち破るために、聖霊がどれほど働いていたかということを、あなたも心に止めてください!

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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