2020年11月22日日曜日

【Daily Open Windows】11月22日

十一月二十二日

信じた者の群れは、心と思いを一つにしていた。(使徒四・三十二)

主は、地上でともに働く仲間として、あらゆる面で天的な人たちを必要としています。その生活、力、知恵、知識、そして、目的といった霊的な資質は天からのもの、御霊の手助けのみによるものでなければなりません。彼らが用いる方法と手段は、神から与えられ、また、示されたものでなくてはなりません。彼らの活力は、神から直接、伝わる活力であり、すなわち、自分自身の活力からは切り離されたものです。彼らのあいだの霊的な関係とつながりは、天的なものであることが必要です。初期の教会において、主の王座の力が失われたのは、この世的な制度と体系に溶け込んでしまったためであり、古くからのしがらみに対して、断固たる立場を取らなければ、回復の見込みはありません。キリストの御体――教会――の真に天的な性質について言えば、この世の秩序と矛盾しない、純粋に天的な地位が必要となってきます。主のしもべたちの集まりにおいて、誰かが語ったそうです、『それは、まるで天にふれられたようだった。誰もが――そこにいるあいだ――宗派の違いや、この世の分裂をきれいに忘れていた。』これが、全てを物語っています。でも、なぜ、元の状態に戻ってしまうのでしょうか?


『彼らは、心と思いを一つにしていた。』この天の働きをするための手はずを自分で整えたり、やり方を決めたりしても、成果を得ることできず(失敗だけです)、関心を持つ一人一人が、聖霊の啓示によって中に入り、霊的な患難を通して、その中へと生まれるしかありません。この本質的に天にある土台、それ故、油注がれた地から離れて、本物の実が結ばれることを期待したり、試みたり、または、祈ったりすれば、時間を浪費することになります。この主の王座、力の王権に近づく王道や近道はありません。この世で持っている全てを投げ出すしかありません。この状況に置かれながら――この世で何かを守ろうとしたために――主がくださる最高で最良のものを取りそこねて、ずっと後になって、そのことに気づいた人が、何人もいたのです。あなたも主のみもとに行き、十字架によって、聖霊の御手の内で、深遠なる働きを成していただくようお願いしますか?そうすれば、主の権威があなたを通して働く場所、主の支配が行き渡っていて、全てがあなたの主との天的な結びつきを通して行われることがもっとも大切とされる領域へと、あなたは導かれてゆきます。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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