2020年11月26日木曜日

【Daily Open Windows】11月26日

十一月二十六日

自分から語る者は、自分の栄光を求めます。しかし自分を遣わした方の栄光を求める者は真実であり、その人には不正がありません。(ヨハネ七・十八)

あなたも私も、いつの日か、神と対面することになります。私たちは、永遠の時の中で、文字通り、正面から神と顔を合わせるわけですが、そこで、神が私たちを失望させたことがあっただろうかという疑問が浮かんできます。私たちは、どんな小さなことでも、『主よ、あなたは私を失望させました、御自分のことばに正直ではなかったですね』などと言えるでしょうか?誰であろうと、このような非難を神の扉に投げかけて、神の真実、現実、誠実さに疑念を挟むことなどできません。そのような立場は考えられないことです。聖霊が、私たちをすべての真実に導くための真理の御霊として遣わされたので、主の絶対的な誠実さ、主のご自身に対する真実、そして、みことばのことで、神と私たち自身のあいだに影が射すことなどあり得ません。これが、聖霊が来た目的です。これが真実であれば、聖霊がすべての弟子たちをキリストの学校で訓練し、真実ではないこと、純粋ではないことを全て切り落として、その弟子の一人一人を固い土台の上に立たせ、主の絶対的で完全な正義の日にも、そのまま御前に留まる者としてくれます。しかし、それが現実となるためには、あなたと私は、聖霊の教えの下で、誠実にこの助けを受け入れて、神の前で自分を変えることができ、聖霊が成すすべてを受け入れ、私たちの中には聖霊に抵抗や拒絶するものは何もなく、その一方、人生の中で、手助けと手直しが必要なものに聖霊が指をかけるときは、その大きな変化にも、心を開いて、受け入れる備えができている、そのような境地に到達しなければなりません。聖霊が来ているのはそのためなのです。


このような聖霊の働きが私たちの中で成されることを拒めば、その結果、偽りの場所に立っている自分に気づくことになります。そして、偽りの場所にいる自分を見出すことは、それが限られたことがらであっても、あまりにも大きな犠牲を伴うものです。私たちが生きているのは、偽りの世界、嘘によって動かされている世界です。この世界を作り上げているものは全て嘘であり、これがまさしく人間の性質であって、ほとんどの人々はそのことに気づかないまま、自分は誠実であると思い込んでいます。彼らは、世界を偽物の基盤の上に築こうとしています。神の御国は、まったく違います。イエス・キリスト、すなわち、真実の上に建てられています。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

1 件のコメント:

翻訳虫 さんのコメント...

【翻訳ノート】
いつながら、関係代名詞やthat、but、andで文章を長く続けていくオースティン・スパークスさんですが、この文章、『But in order that....to be dealt with and adjusted』は88単語あり、おそらく、今のところ最長不倒記録です。
必死で、日本語の方もひとつの文章に訳しました。これで大まかの意味はあっていると思います。

この著者のもうひとつの特徴として、場所に関連することば、『where』、『wherever』、『ground』、『place』、『space』、『sphere』などが多用されています。これは明らかに精神的な意味で到達する『状態』を指しているので、『場所』とか、『ところ』とか、無理に空間的な意味を持つ言葉に訳そうとすると、意味が通りにくくなり、『心の状態』、『心境』、『境地』など、一番、意味的に近いはず・・・・と、自分で判断した言葉に置き換えています。

著者の言いたいことと外れておらず、文章としても理解しやすいものとなっているよう、祈りながら訳しています。とは言え、素人の訳なので、本当のそのようになっているか、自分には判断できません。何かを判断するときは、御霊にお伺いして、御霊が示してくださっているように訳していると、自分では思いたいのですが、僕には本物の信仰はなく、僕の中には御霊はいないのかも知れません。訳の間違っているところ、もっと適切な言葉をご存知の方はご教示いただけたら感謝です。