2020年11月6日金曜日

【Daily Open Windows】11月6日

十一月六日

わたしは彼らにあなたの御名を知らせました。また、これからも知らせます。それは、あなたがわたしを愛してくださったその愛が彼らの中にあり、またわたしが彼らの中にいるためです。(ヨハネ十七・二十六)

おそらく、あなたにも、なぜ神はこんな、このような者を、あんな、あのような人を用いるのだろうと、驚き、時には困惑し、途方にくれたことがあったはずです。こう言いたくなったでしょう、『神の働きのために必要だと、私が思ってきたことと、まったく反対ではないか。道具が用いられるためには、神の心に従うものでなければならないと、聖書は言っている。』しかし、歴史を見ると、必ずしもそうではなかったのです。よく言われるように、神は悪魔をも使ったことがありますが、悪魔が神の心に従うはずなどありません。神の主権は、ご自身の目的が及ぶところ、全てに広がっています。しかし、こう語りながら神の働きを始めると、恐ろしい事実と向かい合います。すなわち、私たちは神のために働き、神の御国、神の支配のもとに雇われているものとして、多くの力ある働きをしながら、最後には、投げ出されてしまうかもしれないのです!ついには私たち自身、正気を失ってしまうかもしれません。実例があります――不思議なことですが、十二人と七十人の男たちが、主の『委任状』――主の代理としての権威――をたずさえて送り出され、その権威を実際に用いて、力あるわざが成されたのですが、この同じ人たちが、十字架の後では、信仰を打ち砕かれ、拠りどころを失っています。どういうことでしょうか?


神に感謝しましょう。使徒行伝がすべての状況を一変させてくれます!使徒行伝が力強い新しい事実を伝えてくれるからです。すなわち、この権威を委任したキリストご自身が今では、権威として内住しておられます。そして、今、働きは実に力強いものとなりました。しかし、その働きはただ、主『のための』働きではありません――主『の』働きとなったのです。このことは、ある大いなる事実を証明しています。それは、主のいのちと働きのために、絶対に欠かすことができないものは『あなたの内にいるキリスト』であるということです。・・・・私たちが生きるこの摂理においては、他の何をおいても、『あなたの中のキリスト』と言う事実を、神が実現してくれているのです。なんと、驚くべきことでありませんか!――『あなたの中のキリスト』です!

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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