【Daily Open Windows】11月30日

十一月三十日

バプテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。（マタイ十一・十二）

天の御国とは、人の改心よりも、ずっと大きなものです。もちろん、あなたに救われたいという気持ちがあるなら――初めて、救いを受け入れたいなら――真剣にそれに向かい合わなくてはなりません。これは、必死で取り組むべき問題です。あなたをとどめようとする者が、至るところに現れるからです。しかし、天の御国とは、ただそこに入ることよりずっと大きな何か、回心よりもはるかに大きなものを意味します。私たちの人生に対する神の目的には、私たちが想像して来たことより、ずっと多くのものがあり、私たちがそこに踏み込もうとすれば、激しく攻める力が私たちの特徴となります。私たちは、必死の気持ちで取り組んで、こう言える境地に達しなければなりません、『主よ、私はあなたがキリストにおいて成そうとしている全てに対する備えができています。私には、それを受け入れる決意があり、偏見、疑い、批判がどれだけ強くても、気持ちは変わりません。人間が作ったどのような制度も自分が進む道を妨げません。私は主であるあなたの目的を果たすために、ともに進みます。行く手をふさぐどのような相手も、私は激しく攻めます。』そこには、激しく攻めることが求められます。そして、神が望むことをすべて為すためには、何度も激しく攻めなければなりません。

ああ、この必死さが足りないために、多くの人の人生は、いとも簡単に道を踏み外してしまいます！このような人たちは、自分を制約するものの中に捕らわれているのです――それは、良いものかもしれず、そこに神から来るものがあるのかもしれませんが、それでもやはり、何かを制限するものであって、神の大きな目的に至る広く開けた道はそのようなものではありません。私たちにとって、主が意図するものすべて――既に見たものではなく、主が心に抱く全ての目的――に達するただひとつの道とは、必死になること、激しく攻める者となってこう語ることです、『神の恵みがあるので、何物も、また、誰も、たとえ良いものであっても、私の行く道をさえぎることはない。私は神とともに進んでいる。』主に対してこのような立ち態度を取れば、神がその土台の上であなたを迎えてくださいます。誰も――パウロ自身でさえ――これから何を知ることになるのか、分かっていなかったのです。パウロは、自分が何のために召されたのか、その使命を一歩、進むたびに示されてゆきました。彼は、初めに、力強く豊かなものを受け取り、後には、言葉にできないものを示されました（第二コリント十二・四）。彼は、不安を募らせていました。しかし、何故でしょう？それは、彼が激しく攻める人だったからです。神は、このようなかたちで、私たちと出会います。『あなたは、曲がった者には、ねじ曲げる方。』（詩篇十八・二十六）これが意味するのは、原則として、あなたの主に対する在り方が、そのまま、あなたに対する神の在り方であるということです。あなたが、真剣な態度で神にのぞめば、神も真摯にあなたと向かい合います。神の御国には、私たちが考えもしなかったものが、山のように積み上げられています。このことを信じてください。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス