2020年11月25日水曜日

【Daily Open Windows】11月25日

十一月二十五日

また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、・・・・神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせました。(エペソ一・十八~二十)

復活とは、至上の奇蹟です。死は、神の働き、神の似姿、神の目的に対立するもっとも強い力です。死は、この宇宙で人間に対抗する最大の力であり、人間の働き、人間の希望、人間の幸福に対立するものです。死とは、造られたままの被造物の最後を告げることばです。神の外に、死よりも強い力は、この宇宙にありません。死が入り込み、働きを完了したら、何ものであろうと、それを元に戻し、滅ぼすことはできません。悪が支配する世界では、死を越える力はどこにもありません。だからこそ、キリストの死からのよみがえりを語るとき、『神のすぐれた力がどのように偉大なものであるか』(エペソ一・十九)ということばが使われます。他のあらゆる悪の力――罪、苦しみ、悲しみ、滅び――を死が超えたとき、神の答えだけが、ただひとつの希望、ただひとつの解決となります。


新約聖書では、復活こそ、他の何よりも大切で栄光に満ちたものとされています。実際に、復活が完了するまで、他の何ものも、無意味で、価値がないとされています。復活こそ、すべての証しとすべての働きに価値を与えるものであると述べられています。死、霊的な死は(存在が終わることではなく)――そこでは、肉体の死は小さな側面のひとつに過ぎません――サタンが支配する領地です。復活は、キリストにある神の領分です。

繰り返しますが、復活はあらゆる形態、様相を取る死に対する答え、御子、イエス・キリストの中に現された神の答えです。このことを理解したうえで、さらに進んで、理解を広げてください。新約聖書で次に明らかにされたことは、イエス・キリストにあるこの至上の真実が、神の霊的な家族として生まれたすべての者が持つ生来の権利、すなわち、真に生まれ変わった全ての神の子供が受ける相続分であるという事実です。しかし、ここではっきりと理解すべきすべき点として、私たちは、ベタニヤのマルタが犯した過ちを繰り返してはならないということです。マルタは、その言葉を啓示として正されたのです。彼女は、弟のことで言いました、『私は、よみがえりの時に、彼がよみがえることを知っております。』よみがえりとは、信じるものたちの将来にある何かではなく、彼らが、主イエス様を信じて、主を受け入れる瞬間に起こります。順番としては、初めに人の精神の復活、最後によみがえりのからだがあるのです。このことは、生まれ変わったキリスト者に対してあらためて述べる必要はないでしょう。ただし、その意味を学ぶには何年もかかるかもしれません。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

0 件のコメント: