2020年12月4日金曜日

【Daily Open Windows】12月4日

十二月四日

あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。(マタイ五・十四)

主の天的な民の光について語るとき、私たちは再び、とても荘厳、真摯、重厚な特徴と壮大な歴史を持つものにふれているのです。主の民と霊的ないのちの長い歴史は、光と闇の歴史であり、真理と偽り、純粋さと不純物や混ぜ物、明らかさと不透明さ、開かれた心と隠された心の歴史です。・・・・真理がことばや教義の中にあっても、それに対応する真理が、人の心の中、生活の中に存在しなければなりません。光とは、教義から出てくる問題だとしても、心の中にも、それに対応する光の状態がなければなりません。敵は、私たちがひとつ目の種類の光と真理を、どれだけ多く手に入れても、それを妨害しませんが、その真の価値に対しては、偽りと矛盾をことさらに取りたてることによって、破壊しようと試みます。・・・


神は暗闇の中では、なにも造らないことを思い出してください。すなわち、光のないところで、新しいものを造り出すことはあり得ないのです。この世界を秩序と豊かさの元に戻すにあたって、神はまず、言われました、『光よ、あれ。』神は、真理を明らかにするために姿を現されます。神の働きとは決して暗闇ではなく、また、絶対的な光がなければ、私たちには、何かを建てて、成長させるとはどういうことか、理解できません。心の曲がった人たち、不正直な人たち、いつでも思いを隠し、心を開かず、率直でもなく、心の奥底に何かを秘めている人たちとともには、前に進めないことを、あなたは良く知っているはずです。『あの人とは一緒に進むことはできない』と、はっきり言わなくてはいけません。神は、そのようにされます。その場にいる、いないに関わりなく、私たちの誰にでも、神は語りかけます、『あなたが限りなく開かれた心を持つまで、あなたがどこまでも正直になろうという決心を持つまで、私はあなたとともに進むことはできない。』現実に、神は、ご自身が行うあらゆる働きで、このように求められます。人間は、弱さと欠点だらけかもしれませんが、神に対する純粋さ、現実感と率直さがあり、混じりけのない澄んだ精神を持っていれば、神はその働きを進めることができます。しかし、何かを心の内に閉じ込めて隠し、神の前に完全に素直であることをやめると、そのはたらきも直ちに止まります。澄んだ心を見つけて輝く光が、神の都を建てるために、なくてはならないものです。その都の究極の目的とは、その中から、神の栄光を人格の中に輝かせることだからです。神の中に、移ろい行くものなどなく、心変わりによって影がさすこともありません。ここから、神は、頼れるお方であることが分かります。主は、私たちをそのようにされます。

Daily Open Windows ―― T・オースティン-スパークス

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